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はたらく力で、
イキイキを
つくる。

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代表より個人投資家の皆さまへ

Message from CEO もっと自由な「はたらく」をつくる

PROFILE

YOICHI WAKAYAMA

UTグループ株式会社
代表取締役社長 兼 CEO若山陽一

(株)テンポラリーセンター(現・パソナ)等を経て、1995年UTグループの母体とな るエイムシーアイシー(有)(現・UTエイム)を設立。その後、製造派遣業界初となる株式の店頭公開(現JASDAQ市場)を実現。2007年より代表取締役社長兼CEO。

僕は一度、死んでいます。
17歳のとき、オートバイを運転中に信号無視の車に激突され、生と死の境界を彷徨いました。友人26人の輸血を受けた大手術の末、4日後に意識を回復。このとき、「命は有限だ」と実感しました。
残りの人生は主体的に生きたい。やりたいことをやるために起業家になろう——。
今思えば17歳で、後の人生につながる天啓を得たのです。

高校卒業後、上京した僕は起業資金を集めるため、さまざまなアルバイトを経験します。クラブのボーイ、ビルの窓ガラス清掃、屋台のコーヒー売り……そんな日々の中で、人材ビジネスと出会います。この新時代の仕事に可能性を感じた僕は、一念発起して有限会社を起業。翌年、その会社を改組し、UTグループの前身となる日本エイム株式会社を設立しました。

その頃の僕には目標がありました。それは、人材派遣業を変えたいというもの。当時、派遣社員として雇用された人たちは、社会的な保障も人とのつながりもなく、孤立していました。この人たちを正社員として雇用して、スキルを身につけてもらえば、彼らがもっと主体的に仕事を選べるようになり、人生が拓けるのではないか……。現在につながる「無期雇用派遣」の原点でした。

働く人に「安心」と「つながり」を提供し、「成長」を感じてもらいたい。その思いは、現在のUTグループのミッションである「はたらく力で、イキイキをつくる。」に帰結します。起業から28年。2人でスタートした会社は、現在では国内社員数が30,000人を超え、毎月1万5千人の求職者から応募をいただくまでに成長しました。この間に、「無期雇用派遣」はもちろん、「工程一括請負」、「グループ内転職制度」など、新しい「はたらき方」を生み出してきました。そのパイオニアとしての実績が、取引先企業様からの評価につながり、現在があると自負しています。

そして、僕たちはまだまだ進化を続けます。人生100年時代。人々はますます自分らしく、主体的な「はたらき方」を選ぶ時代に突入します。終身雇用は前提ではなくなり、会社と個人の関係も変わっていきます。若い世代は今後、キャリアアップ期、育児期など、ライフサイクルに合わせて、はたらき方、はたらく場所を選ぶようになるでしょう。今までマイノリティだった女性、シニア、外国人や、会社に縛られず働くフリーランスなど、多様な人たちが、多様な形で労働に参加できる世の中に変わり、人材市場はまったく新しい時代に入っていきます。

こうした状況に対応できる新しい「はたらき方」のプラットフォームは、まだ存在しません。つまり僕たちの出番なのです。現在は、職場を自由に選べる「One UT」、派遣先企業への転籍を支援する「Next UT」など、はたらく人の「成長」を実現させるキャリア形成支援に主軸を置いたプラットフォームとなっていますが、今後はこの領域をより拡大させ、多様な人の多様なはたらき方を実現する「これからのはたらき方のプラットフォーム」を構築していきます。
プラットフォームというとビジネスライクな印象ですが、ベースとなるのは、「はたらく人」と「企業」をつなぐ強い信頼関係です。これからは、人と人との「つながり」がますます重要になるでしょう。

事業規模が拡大した現在も僕の考え方の軸は起業当時と変わりません。それは、人は主体的に生きるべきであるということ。人は誰でもやりたいことを仕事にする自由があります。僕はそれを応援したい。人口減少、高齢化が進む日本を成長に導くヒントは、「はたらく力で、イキイキをつくる。」の中にあります。UTグループの次の10年にご期待ください。

代表取締役社長 兼 CEO

若山 陽一