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U-LIFE

2021/03/26HUMAN
マンションから原発へ。人を守っていく現場で。

マンションから原発へ。人を守っていく現場で。

UTコンストラクション

北 賢也

PROFILE

新卒でUTコンストラクションに入社。マンションの外構工事を経て、高浜原発3・4号機の現場責任者を任せられる。「Next UT」により、スーパーゼネコンへの正社員転籍を目指している。

Introduction
文系出身ながらも、土木・建築の仕事を志してUTへ入社した北。新卒2年目にして、高浜原発改修工事という一大プロジェクトにおける班の責任者を任された。その現場で、まだ経験の浅い北を待っていたものとは。

もがきながら働く自分に、使命感が生まれた日。

INTERVIEW 01
もがきながら働く自分に、使命感が生まれた日。

就活の時期を迎えた私は、理想と現実のあいだで悩んでいました。イベントなどを企画し、当日の段取りを決め、人を動かしていくという、学生時代に夢中になれたことを仕事に選ぶほうが無理がないだろう。でも、もともと興味のあった土木や建築の分野で、できるだけ大きなプロジェクトの現場で人を動かしたい。とはいえ、文系の自分に道が拓けているとは思えない……。
そんな私の思いに、もっとも親身になってくれたのが、UTの担当者でした。正社員としての採用で、福利厚生が充実している。なにより、理想と現実のギャップを埋められる職場があることに惹かれて、入社を決めました。
「うちには、派遣先のスーパーゼネコンさんの正社員になれる「Next UT」という仕組みもある。もちろん、北さんの頑張り次第だけど」
最初に担当したのは、兵庫県の新築マンションの外構工事でした。15階建ての物件で、作業員は全体で約500名に及びます。文系出身の私には分からない専門用語や作業内容に苦戦しながらも、無事に完工を迎えた入社2年目の春、思いも寄らない辞令を受けました。スーパーゼネコンさんが進めている、福井県の高浜原発3号機・4号機の改修工事の現場管理です。
福島の原発事故も頭によぎり、不安がなかったとは言えません。それでも、あのような自然災害から原発と地域の人たちを守るという工事の意義を知ったとき、モヤモヤした思いはハッキリとした使命感へと変わっていました。

何倍も経験のある、ベテラン作業員たちを相手に。

INTERVIEW 02
何倍も経験のある、ベテラン作業員たちを相手に。

配属された現場は、発電所の建屋から少し離れた場所に掘られたトンネルで、3号機・4号機ともに約3キロの長さになります。型枠に鉄筋を組んでコンクリートを打つ作業の進捗の管理、他の班との調整などが私の仕事でした。私の班の作業員は6名で、数々の現場を経験してきたベテラン揃いです。父親や祖父世代の顔ぶれを相手に、いかに安全を守りながら予定通りに工事を進めていけるかが課題でした。
たとえば、材料の長さが図面と違っていたり、型枠用の木材が予定通りに届かなかったりと、現場ではイレギュラーが付きものです。私が混乱して判断できないでいると、手の止まった作業員から言葉が飛んできます。
「北さんさあ、お前はなんのために、ここに来てるんだ?」
私の力不足で、作業に支障を生じさせてしまうわけにはいきません。想定外の状況にも柔軟に対応できるように、他の班との報告・連絡・相談を徹底するようにしました。翌日の作業はもちろん、そこで起きうることにも先回りする、いわば〈準備の準備〉を心がけていきます。そんな私をようやく認めてくれたのでしょう。ある日、作業員がこう声をかけてくれました。
「北さん、今日は予定ある? みんなでメシ行こうか」
私が配属される前も含めて5年がかりの工事が2021年の3月に完了し、高浜原発3号機の運転が再開されました。綺麗に仕上がったトンネルをこの目で見たときのことは忘れられません。人を守るモノづくりに参加できた充実感を胸に、これからも経験を積んで成長していきたい。その結果として近い将来、スーパーゼネコンの一員になれれば、言うことはありません。