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U-LIFE

2021/03/26HUMAN
ようやくたどり着いた、自分のいる場所。

ようやくたどり着いた、自分のいる場所。

UT東芝

岸本 剛紀

PROFILE

さまざまな職を経験し、2012年UT東芝に入社。パソコンやネットワークのヘルプデスクとして、官公庁地方事務所、地方支分部局とキャリアップを続けている。趣味はギターと、フォロワー500人超えの是清のインスタグラム。

Introduction
新卒で入った会社を3年で退職して以来、20年近くさまざまな仕事を転々としてきた岸本。事情により移り住んだ三重県で、現在の仕事と出会ってから10年間。変わらずにずっと働き続けている理由とは。

国道工事の日雇いアルバイトの現場で。

INTERVIEW 01
国道工事の日雇いアルバイトの現場で。

いま振り返ると、若気の至りのままに44歳までを過ごしていました。思い返せば、短大を出て社内SEとして採用された会社を3年で退職したのが皮切りです。もっといろんなことをやりたい。音楽プロデューサーの学校に通ってみたり、編集プロダクションに入ったり、Appleのコンサルティングしている会社に籍を置いたり、オーディオメーカーでネットワークエンジニアを務めたり……。
その後、家族の事情により、関東から三重県へと引っ越したのは30歳半ばの頃です。ただ、はじめの頃は、なかなかうまく馴染めずにいました。
「東京から来たエンジニアなのに、こんなこともわからないのか」
過去の経歴から解放されたいと感じ、日雇いの作業員になったこともありました。朝5時までに事務所に行き、その日の仕事があれば現場に向かい、仕事にあぶれた日は作業員たちの送り迎えを買ってでます。三重県内の国道の改修工事の現場でしたが、スコップで穴を掘る作業すらうまくできません。そんな私を見かねたベテラン作業員から、ある日こう言われたのです。
「岸本さん、あんた、ここにいちゃダメだ。行くところは他に絶対あるって!」
その言葉のおかげで、いろんなことが吹っ切れた気がします。そろそろしっかりと腰を据えて働かないといけない……。そうして出会ったのが、いまの仕事です。求人の欄に載っていた〈勤務場所:河川国道を管理する官公庁/募集内容:情報処理機器ヘルプデスク〉。これほど地に足の着いた場所はなかなかないだろう、と思い、意思を固めました。

カチッとはまった仕事で、キャリアを築いていく。

INTERVIEW 02
カチッとはまった仕事で、キャリアを築いていく。

私が担当したヘルプデスクは、地方事務所に駐在しパソコンやプリンターの使い方がわからない。ソフトの調子がおかしい。ネットにつながらない……といった、約100名の職員からの問い合わせに対応する役割です。問い合わせのない日は、新しい知識を学んだり、より理解しやすい仕組みをつくったりします。もともと、おせっかいな自分の性格が、この仕事に合っていたようです。あるとき、事務所長からこう言われました。
「あれ、岸本さん、まだ1年だっけ? 3、4年ここにいると思ってた」
いろんな仕事をフラフラしてきましたが、なにかがカチッとはまれば、続いていくものです。しかも、人の役に立っていることが肌で感じられるため、大きなやり甲斐もあります。勤めて3年後には規模が約150名の大規模事務所と兼務になり、さらに5年後には、地方に所在する事務所から名古屋所在の上部組織である地方支分部局に異動となりました。事務所の頃からやりとりもしていましたので、かねてから興味を持っていた職場です。そのことを伝えていたUTの担当者が、なかなか出ない空席のタイミングをつねに確認してくれていたのです。真面目に頑張っていると、運も味方してくれるのかもしれません。国道で穴を掘っていた自分が、いまはその国道の整備・管理をする人たちをサポートしているわけで、不思議な縁すら感じます。
名古屋に異動となったおかげで、通勤途中のペットショップでも嬉しい縁を手にしました。名古屋銘菓と同じ「是清」と名付けたミーアキャットです。この子と妻にも支えられながら、人生をもっと充実させていきたいと思っています。